「ICTを活用した学習場面の類型」英訳

 「教育の情報化ビジョン」(”The Vision for ICT in Education”)には,「21世紀にふさわしい学びの環境とそれに基づく学びの姿(例)」(Example of a Learning Environment Suitable for the 21st Century and Learning Based Thereon)という図があって,あちこち紹介されたりしています。

21世紀にふさわしい学びの環境とそれに基づく学びの姿(例)

 その図をもとに作成したのが「教育の情報化ビジョンパンフレット」の4〜5頁に掲載された図で,構成要素はほぼ同じですがパンフレット用に再構成したものです。

教育の情報化が果たす役割

 教育の情報化によってイメージされる学びの姿を示したものとして,これらの図が用いられるのですが,実はその後,学びの姿がもう少し具体的な学習場面として描き直されました。

 「学びのイノベーション事業」における様々な実践事例を踏まえて整理されたものが「ICTを活用した学習場面の類型イメージ」と呼ばれるものです。

Ict teaching types

 「一斉学習」「個別学習」「協働学習」という大きな類型に具体的な学習場面のイメージイラストが描かれていますので,ICTを活用する授業づくりに役立ててもらおうという魂胆です。もちろん,ICTを活用する場面が必要かどうかは,そもそも授業の目標や展開によりますので,これだけが21世紀の学習の姿だと考えるのは誤解です。(Keynote形式はこちら

 「教育の情報化ビジョン」本文と図には英語版が用意されているので,海外の方に紹介する場合はそちらを利用すればよいのですが,そのフォローアップにあたる「学びのイノベーション事業実証研究報告書」や「ICTを活用した学習場面の類型」に英語版が無いので,併せて紹介する時に困ります。

 (追記:その後,海外講演向けの英語資料があるという情報提供をいただきました。それについてはまたの機会にご紹介します。)

 とりあえず「ICTを活用した学習場面の類型」(Types of learning situations using ICT)の図だけでも簡単に英訳してみました。(”イメージ”という言葉や能書き部分は省略してしまいました ^_^;)

Types of learning situations using ICT

 まだ十分吟味検討していませんが,とりあえず英語で紹介する時に使えると思います。