教育と情報の用語集

用語 解説
ICT Information & Communication Technologyの頭文字。
情報通信技術を意味し,パソコンやインターネットなどの技術に対して呼称する。それに関連する機器を「ICT機器」と呼ぶ。
ITは Infomation Technologyの頭文字からなり「情報技術」のことを指す。このためICTとITの違いは「Communication 通信」を意識的に組み入れるかどうかの違いであることがほとんどであるが,使い分けは場面の慣例に従うことが多い。
EdTech Education(教育)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語。
主に情報通信技術を活かして教育の可能性を広げようとする取り組みや事業,それに携わる人々のことを総称する言葉。
MOOC Massive open online courseの頭文字。
オンライン上で公開された大規模講義や授業コースを指し,複数形でMOOCsと呼ぶこともある。単に講義が公開されるものと違い,受講を経て評価を満たせば修了証が発行される点に特徴がある。
JMOOC Japan Massive Open Online Coursesの略。
日本でMOOCを普及推進していくために設立された組織の名称である。日本語団体名は「日本オープンオンライン教育推進協議会」となっている。
http://www.jmooc.jp
OCW Open Course Wareの頭文字。
大学等の講義で使われた教材資料あるいは講義映像等を広く公開する試み。MOOCがインターネットのために講義を開設するのとは違い,OCWは従来学内向けに開講されてきた講義をインターネットにも開く点が大きく異なる。
JOCW Japan OCW Consortiumの略。
日本でOCWを普及推進していくために設立された組織の略称である。日本語団体名は「日本オープンコースウェア・コンソーシアム」となっている。
http://www.jocw.jp/index_j.htm
反転授業 Flipped Classroomの訳語。 知識伝達を中心とした学習を自宅等での予習に前倒し,授業では予習を踏まえた発展課題における知識活用を通して学びを深める方法。授業で知識を学び,復習で発展問題を取り組む様とはひっくり返っていることからこの名が付いたとされる。
デジタル教科書 パソコン等の情報端末上で再生される電子的な教科書教材のことを指している。
これに当てはまるものは広範であるため,具体的定義は議論されている最中である。また「電子教科書」など他の呼び方との区別にも決着がついているとはいえず,用語としては曖昧なまま用いられているのが現状。
DiTT Digital Textbook and Teachingの略。
小中学生がデジタル教科書を使える環境を実現するために活動する組織の略称。日本語団体名は「デジタル教科書教材協議会」となっている。
http://ditt.jp
JAPET Japan Association for Promotion Educational Technologyの略。
学校教育の情報化対応を推進していく組織の名称。日本語団体名は「一般社団法人 日本教育工学振興会」となっている。
http://www.japet.or.jp
CEC Center for Educational Computingの略。
教育におけるコンピュータシステムの利活用を促進,普及啓蒙,調査研究する組織の略称。日本語団体名は「一般社団法人 コンピュータ教育推進センター」といなっている。
http://www.cec.or.jp/CEC/index.html
LMS Learning Management Systemの略。
学習管理システムのことであり,授業をコースとして,講義内容や教材,課題や評価を管理することができる。またコミュニケーション機能のついたものは,コース内での質疑や共同作業を支援する。システムにはいくつか種類がある。