Edmodoが日本語対応開始

 日本時間で2014年6月11日に教育系SNSとして有名な「Edmodo」(エドモド)が日本語対応を開始しました。ログイン画面や紹介ページの一部,内部のメニューやボタン表示に日本語の選択肢を加えたのです(Language設定で切り替えないと英語のまま表示されることもあります)。

edmodo_jpn

 教育で利用できるSNSについては紹介済みですが,Edmodoの日本語化で,いよいよ教育現場へのSNS導入に勢いがつきそうです。これらは授業と家庭教育をつなぐツールとして期待され,反転授業といった教育方法にも役立つと考えられています。こうしたサービスには他にも「Schoology」や「Ednity」「Classing」などがあります。

 しかし,サービスをどうやって利用すればよいのか。具体的な設定や運用方法のノウハウはまだ何も蓄積されていません。Edmodoでは「グループ」を作成して,そこに児童生徒を登録することが出来ますが,これを「学級」グループとするのか,「科目」グループを複数作るべきなのか。学年進行によってグループやリソースをどのように管理し保管し処分すればよいのかは,まるでノウハウが溜まっていません。

 私たちは,新しい教育内容や新しい道具とともに新たな教育学習の在り方について試行錯誤し定義し直していく大仕事に直面しているわけであり,それはこのご時世に大変難しく辛い仕事ではあるのですが,またとないチャンスの時代を迎えているともいえます。先人たちの作り上げたものを受け取った者として,それを踏み台に次に手渡すものを生み出すのです。

 教育系SNSやタブレット端末といった道具立てを有効に活かしたいものです。